筑豊電気鉄道(福岡県中間市)は2026年7月18日、黒崎駅前と筑豊直方を結ぶ全区間の運賃を値上げした。平均改定率は5.10%(普通運賃5.19%、定期運賃5.00%)。普通運賃は初乗りの1区が220円から230円に、最長の7区(黒崎駅前から筑豊直方)が460円から480円になった。これまで国の認可運賃を下回る水準に設定していた全区間を、認可運賃と同額にそろえる改定で、発表は5月28日付。

定期運賃も改定され、通勤1ヶ月は1区9,600円(500円増)から7区20,000円(1,000円増)に。企画乗車券では昼割フリー定期券の1ヶ月が6,000円から7,000円になったほか、ICおとなり割引は170円、ちくてつ24時間フリーきっぷ(デジタル)は960円となった。へいちくてつフリーきっぷは据え置きで、ちくタクきっぷ(850円)は7月18日をもって廃止。7月17日までに購入した定期券は、通用開始日が18日以降でも改定前の運賃が適用された。

同社の鉄道事業は1995年度以降30年連続で経常赤字が続いており、輸送人員がコロナ前の水準に戻らないことに加え、60年以上使用している機器を含む車両の老朽化、物価高騰による設備投資や人件費の増加が経営を圧迫していると説明している。今後は踏切設備の強化や線路・電気設備の更新、老朽車両の置き換えによるバリアフリー化などに取り組むとしている。