兵庫県明石市は、水道料金を2027年4月1日から平均約21%引き上げる。市議会が9月30日の本会議で条例改正案を可決した。基本料金に含まれていた「基本水量」(1か月5立方メートルまで)を廃止し、使った分だけ払う仕組みに改める。口径20mmの試算では、1人暮らし(月8立方メートル)が990円から1,546円、2人(15立方メートル)が1,776円から2,436円、4人(23立方メートル)が3,171円から3,845円になる。明石市の水道料金は2005年度に抜本改定して以来、20年以上据え置かれてきた。

基本水量の廃止で影響が大きいのは使用量の少ない層だ。上昇率は月10立方メートル前後の約64%増がピークで、単身世帯(月8立方メートル)は約1.6倍。使用量が増えるほど上昇率は下がり、4人世帯(月23立方メートル)では約21%にとどまる。月1立方メートル程度の極端に少ない使用だと約20%増。一方、月2,501立方メートル以上の大口は従量単価が291円から281円に下がる。基本水量の廃止は全国の水道事業で進む見直しで、秋田市も同時期に下水道で廃止する。